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久方ぶりの、村上春樹短編、『女のいない男たち』を読んでいます。
9年ぶりの短編、待っていました。ひとつまえの短編、『東京忌憚集』は、ヘグが0歳の頃元旦那さんのご実家で読み耽ったものです。お義母さんにヘグの相手をしてもらって一心不乱に・・・。はぁー、時を感じる。。。
村上春樹は断然短編が好き。「トニー滝谷」、「沈黙」、「七番目の男」、「どこであれそれが見つかりそうな場所で」、「最後の午後の芝生」、「緑色の獣」、「今は亡き王女のための」、「レーダーホーゼン 」、、、傑作がたくさんある。
今回は、『女のいない男たち』ということで、「レーダーホーゼン」に近い感じなのかな、と期待期待。「レーダーホーゼン」はね、『回転木馬のデッド・ヒート』という傑作短編集に収められてるんだけど、あるとき急に妻が夫を愛していない、とハッと気づいてしまってお別れする話なんだけど、これが時を経て娘に通じちゃうところとかね、気づいてしまった瞬間のエピソードが、なんとも好きで・・・。でもここでは書きあらわせない、あれは、読むしかない、そう、これぞ小説よ。

好みとしてはやっぱり小説は、男女の機微をうだうだ書いてあるものが一番好きだな。つかめないもの、形のないもの、わからないもので、でも知りたいし、つかみたい、と思っているものを、見せてくれたような気にさせてくれるのがいい。
「つかみたい」と思っているってことだよ、男女の機微を。村上春樹はそして長編より断然短編がいい。春樹短編最高。

『女のいない男たち』すごくよいです。少なくとも私は本当に胸を打たれている。終わるのがもったいないから、一週間かけて、二日に一つの短編を味わっている。ほんと、味わっている、というかんじ。あと二つで終わっちゃうからさ、わたし最初から読みなおそうかと思ってるくらい!
イエスタデイ」という短編の、木樽という男の話がすごくよかったな。こういう男の人は、ずっと好きだな。
ブログを続けて読んでくれている人はわかると思うけど、”ベンゾイン”という記事で私が書いたこと、あのできごとは「イエスタデイ」に通じていたな。木樽と、私の過去のいい人、が似ているわけじゃないよ、でも私の中では一つだけ、同じだなと思うところがあったの。
だからこのタイミングでこの短編を読めてすごくよかったな。分かってたはずなのに。分かってたから、2年半くらいも一緒にいれたのに。どこかで通らないといけない道を通ってしまったかんじ。もちろん、その道はわたしの前にしかなかったんだけど。
相手の前には現れない道を、歩かせようと、やっきになってしまったらだめだよね。

まったくシングルマザーと関係ない記事でした。
さあて、ランチタイムなので、ひとりで続きを読むことにします。至・福。



 

 



 



 




今月に入ってアクセスログ(このブログを見に来てくれる人)が急増しているけど・・・ほんとかなあ。今月は今日21日までで4000アクセス超えちゃった。マンマーマン!のときみたいなペース。これまで月1000未満だったけど。
マンマーマン!を書いていたときは、PC閲覧者がほとんどだったんだよね、スマホ時代の影響かもね。

「アナと雪の女王」を娘と観てきました。娘は2回目の鑑賞。1回目はパパと先週見に行ったの。
「Let it GO!」のyoutubeを見せられて歌を聴かされたら、、、行く。行くわ。来週行こう、ママと!となってしまいました。
だってさ、最後のここ、すごくない?!



「少しも寒くないわ。」
素敵すぎる、強くて美しくてのびのびしてる女。一目ぼれしました。「少しも寒くないわ。」って、訳がいーよねー。

私自身幼少期からディズニープリンセスに興味が持てませんでした。どのお話も「へー。」てかんじで、よくわからない。
こないだ、娘とピーロートークをしていたら、
「ヘグちゃん、ディズニープリンセスってよくわかんない。だって、いっつも魔法の力か王子様に助けられて結婚して終わっちゃうんだもん。ヘグちゃん、王子様とかよくわかんなーい。」と娘。
そう、ママもそうだったよ。ママは「風の谷のナウシカ」のナウシカ、「ラピュタ」のシータ、が好きだったの。あと小公女セーラとか。セーラだいすき。

「アナ〜」はディズニープリンセスの革命児だね。
・王子様は出てこない(っぽい人は出てくるけど、たまたま森で通りすがったり、舞踏会で一晩踊っただけ、とかの人じゃないし、「今日はじめて会った人と結婚?!きみはどうかしてる。」って今までの歴代ディズニープリンセス全員にツッコミがあったり、物語の中のポジションとしては、オプションくらいな位置だったよね、あの氷売りの男。女の人生のスパイスにはなるけど、柱にまだはならない、みたいな。)
・魔法の力に助けられない、むしろ自分の能力に苦悩している
・周りもひとも助けてくれるけど、自分の力で自分と世界を変えていこうとする

というところかな。見ていて清清しかったし、気持ちよかった!

でね、この辺はメディアでもよく言われているコメントだからこの辺でやめとくとして。
わたしは、ご両親の育て方がいいなーって思いました。

ーーー以下ネタバレしますーーー


魔法の力が強くなったエルサを閉じ込めてしまったのは小さな間違いだったかもしれないけど、まず会えないで育った姉妹が心を通わせ続けたこと、アナの天真爛漫さはご両親の愛情だし、物語は最後は姉妹愛によって解決して完結するでしょ。
王子様の力でも、魔法の力でもなく。真実の愛、ってディズニープリンセスのテーマだけど、それが男じゃない、てのがいいよね。
だって、男だけじゃしあわせになれないしね、女の人生。
みんなが危険だと扱ったエルサに対しても、「大丈夫よ、わたしは姉さんに会いに行くだけ。」って笑顔で言い残して馬にのった。すばらしいよね。
まだ何も話してないし、何も起こってないのに、(たとえ家族でも)人を怖がって構えたり、攻撃することを前提として人と接してしまうことが多くなった現代人には、キラキラまぶしいよね。
自分たちが死んでも、その後、ちゃんと生きられる姉妹を、あのご両親は育てたんだよ。
アナとエルサが傷を(アナは外傷を、エルサは心の傷を)負った日も、ふたりを丸ごと守ったじゃない。

自分をひっとらえようとする人たちと自分の能力とを同時に恐れたエルサ、人間て、怯えているときに一番激しい攻撃性が出るんだなあ、と、しみじみ思いました。
世間を怖がらせてはいけない、人を怖がらせてはいけない、と、あらためて痛感。母親の使命だと思います。

話はとぶけど、是枝監督の、映画『誰も知らない』もそういうことだった。4人の、パパの違う兄弟を捨てて、男に逃げたあのお母さん。でも、兄弟4人はお母さんがいなくなってからも、力を合わせて、やさしくしあい、お兄ちゃんは責任感を持って兄弟を守り、悪い友達の言いなりから逃げて、みんなひたむきに生きていたじゃない。大人たちに保護されるまでの、ほんの束の間の人生。あれはあの逃げたお母さんが、そういう子供たちに育てたから。
世間からどんな風に言われようと、その真実だけは動かないよね。

私がいなくなってからも、ヘグはヘグらしく、死ぬまでつよく生きていってもらわないと。


話を戻して。。。

とにかく、アニメーションも歌もセリフも物語りも、大変クオリティーの高い作品でした。拍手!!!
4月26日から、3Dも観にいくよーー!!!

 でも、「ママも、”自分を試したいの、そうよ変わるのよ、私!ありのままの姿見せるのよ、ありのままの自分になるの”、”少しも寒くないわ。”と思って、”りこん”したんだよ。」と言ったら、
「えー、ヘグちゃんそれは悲しくなっちゃうなあ・・・。」と言われ、「そうかごめん。もう言わない。」というやりとりもありました。




 




スマスマにキョンキョンが出ていた。木曜から楽しみですね、『最後から2番目の恋』。
中居くんがキョンキョンに「ご結婚のほうは?」と訊くと、「めんどくさい。」とキョンキョン。キョンキョンは永瀬正敏と9年結婚していたけど別れた。「私はどこか頭の中に古風な考えがあって(世代的なのもあって)、ちゃんとやってあげなきゃ、と思ってしまって苦しくなる。だからしない」というようなことを言っていた。
なんかいーね!
こないだ前職の先輩(63)のおうちでお食事会をしていた時、「もうヘグ(娘)がけっこう大きいから結婚むずかしいんですけど。」という話しをしていたら、「いーよいーよ、結婚しなくて、いろいろ面倒なんだから。」と先輩二人(63 既婚女性&39 既婚女性)。
やったあ!と思ってしまったのを思い出した。

ある程度年をとって、ワーキングプアーになっていなければ、「結婚しなさい。」って言われないんだなあ。めんどくさい。っていって周りを納得させられるんだなあ。
離婚してから約5年、(もう5年も?!)ずっとしなさいしなさい、言われ、窮屈でプレッシャーでいやでいやでしょうがなかったのは、わたしがまだ30代前半の小娘で、チャンスもまだあると思われ、かつ大した収入がなかったからなのか。(娘が未就学児の間はわざと一緒にいるためにフルタイムにしなかったからプアーだっただけなんだけどね。)

”娘が大きくなって、50歳でする。”といったら、それもチャンスあるよ。って。
そしたらさ!

また、昔みたいになんの責任感もなく、高校生みたいに付き合いができるね。とはわたしの好きな女の子のともだちの言葉。

ずっと、忍耐を続けて3,40年連れ添ったらなれる夫婦にあこがれてたけど、みんなが長年連れ添ったころに、それまでは家族ではいなかったけど、これからの死ぬまでの10年か20年くらい、一緒に暮らします?みたいな、子供の責任とかなくて、健康にお互い気を使いながらただ暮らす、みたいな人ができるのも、素敵だよね。
それってその年まで上手に大事に生きて、ちゃんと地道にやることやった人だけの、ごほうびだよね。
そのころ、うまくいけば、念願の孫もできるしね。
いいな、そういうの!!



 

 


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