マンマーマン!を書いていたときは、PC閲覧者がほとんどだったんだよね、スマホ時代の影響かもね。
「アナと雪の女王」を娘と観てきました。娘は2回目の鑑賞。1回目はパパと先週見に行ったの。
「Let it GO!」のyoutubeを見せられて歌を聴かされたら、、、行く。行くわ。来週行こう、ママと!となってしまいました。
だってさ、最後のここ、すごくない?!
「少しも寒くないわ。」
素敵すぎる、強くて美しくてのびのびしてる女。一目ぼれしました。「少しも寒くないわ。」って、訳がいーよねー。
私自身幼少期からディズニープリンセスに興味が持てませんでした。どのお話も「へー。」てかんじで、よくわからない。
こないだ、娘とピーロートークをしていたら、
「ヘグちゃん、ディズニープリンセスってよくわかんない。だって、いっつも魔法の力か王子様に助けられて結婚して終わっちゃうんだもん。ヘグちゃん、王子様とかよくわかんなーい。」と娘。
そう、ママもそうだったよ。ママは「風の谷のナウシカ」のナウシカ、「ラピュタ」のシータ、が好きだったの。あと小公女セーラとか。セーラだいすき。
「アナ〜」はディズニープリンセスの革命児だね。
・王子様は出てこない(っぽい人は出てくるけど、たまたま森で通りすがったり、舞踏会で一晩踊っただけ、とかの人じゃないし、「今日はじめて会った人と結婚?!きみはどうかしてる。」って今までの歴代ディズニープリンセス全員にツッコミがあったり、物語の中のポジションとしては、オプションくらいな位置だったよね、あの氷売りの男。女の人生のスパイスにはなるけど、柱にまだはならない、みたいな。)
・魔法の力に助けられない、むしろ自分の能力に苦悩している
・周りもひとも助けてくれるけど、自分の力で自分と世界を変えていこうとする
というところかな。見ていて清清しかったし、気持ちよかった!
でね、この辺はメディアでもよく言われているコメントだからこの辺でやめとくとして。
わたしは、ご両親の育て方がいいなーって思いました。
ーーー以下ネタバレしますーーー
魔法の力が強くなったエルサを閉じ込めてしまったのは小さな間違いだったかもしれないけど、まず会えないで育った姉妹が心を通わせ続けたこと、アナの天真爛漫さはご両親の愛情だし、物語は最後は姉妹愛によって解決して完結するでしょ。
王子様の力でも、魔法の力でもなく。真実の愛、ってディズニープリンセスのテーマだけど、それが男じゃない、てのがいいよね。
だって、男だけじゃしあわせになれないしね、女の人生。
みんなが危険だと扱ったエルサに対しても、「大丈夫よ、わたしは姉さんに会いに行くだけ。」って笑顔で言い残して馬にのった。すばらしいよね。
まだ何も話してないし、何も起こってないのに、(たとえ家族でも)人を怖がって構えたり、攻撃することを前提として人と接してしまうことが多くなった現代人には、キラキラまぶしいよね。
自分たちが死んでも、その後、ちゃんと生きられる姉妹を、あのご両親は育てたんだよ。
アナとエルサが傷を(アナは外傷を、エルサは心の傷を)負った日も、ふたりを丸ごと守ったじゃない。
自分をひっとらえようとする人たちと自分の能力とを同時に恐れたエルサ、人間て、怯えているときに一番激しい攻撃性が出るんだなあ、と、しみじみ思いました。
世間を怖がらせてはいけない、人を怖がらせてはいけない、と、あらためて痛感。母親の使命だと思います。
話はとぶけど、是枝監督の、映画『
誰も知らない』もそういうことだった。4人の、パパの違う兄弟を捨てて、男に逃げたあのお母さん。でも、兄弟4人はお母さんがいなくなってからも、力を合わせて、やさしくしあい、お兄ちゃんは責任感を持って兄弟を守り、悪い友達の言いなりから逃げて、みんなひたむきに生きていたじゃない。大人たちに保護されるまでの、ほんの束の間の人生。あれはあの逃げたお母さんが、そういう子供たちに育てたから。
世間からどんな風に言われようと、その真実だけは動かないよね。
私がいなくなってからも、ヘグはヘグらしく、死ぬまでつよく生きていってもらわないと。
話を戻して。。。
とにかく、アニメーションも歌もセリフも物語りも、大変クオリティーの高い作品でした。拍手!!!
4月26日から、3Dも観にいくよーー!!!
でも、「ママも、”自分を試したいの、そうよ変わるのよ、私!ありのままの姿見せるのよ、ありのままの自分になるの”、”少しも寒くないわ。”と思って、”りこん”したんだよ。」と言ったら、